2013年5月27日月曜日

1、居抜き店舗ってどんなもの?

飲食店や物販店などの店舗を始めようとすると、今までは何もない空間を借りて、そこに一から内装工事をして店舗を作ることが多かったと思います。

そういう場合にもし借り主がお店を辞めたら普通は店舗の内装を完全に壊して元通りにして、「スケルトン」という何もない状態にして大家さんに返さないといけません。

しかし、景気が良かった頃や店舗用の物件が少なかった頃はいくらでも借りてがあったかもしれませんが、最近では店の借りてはなかなかなく、物販店に関してはネット通販に押されてしまって景気が悪く内装工事をしてまでお店を出す人はどんどん減ってきています。

物販用の簡単な内装工事でも100万円はすぐに超えてしまう金額ですし、さらにそこにエアコンなどの設備や棚などの什器や備品を入れればかなりの金額になってしまうでしょう。

店舗を完全にスケルトン状態(何もない状態)に戻してしまうと大家さんも次の借り手が見つかりづらくなってしまうのです。

そんな状況から最近では「居抜き店舗」に注目が集まっています。

では「居抜き店舗」とはどういう物件でしょうか?

明確な基準が決まっている訳ではありませんが、不動産業界では以前そこで商売をしていた人や、大家さんが設置してくれた内装や備品などを使える店舗のことを「居抜き店舗」と呼んでいました。

居抜き店舗は新しく店を始める人にとってはものすごくありがたいものです。

もし、何もないスケルトン状態で商売を始める場合、内装を作って什器、備品を買いそろえる必要がありますし、更に店を辞めて物件から退去するときには自費で内装を壊して元通りに戻して返さないといけません。

そんな状態に戻すのは手間もお金もかかりますし、店を辞める時はだいたい資金的に苦しいときなのに、そんな状態のときに内装を壊すお金がかかるこことはもったいないです。

もし、居抜き物件であれば最初から内装が用意されているので初期投資が少なくて済みますし、退去するときも原状回復工事にかかる費用も少なくなります。

居抜き物件はとてもリスクが少ない物件なので、店舗を初めて始める脱サラの人たちに向いていると思います。


しかし、居抜き物件には普通の店舗物件とは違うことを知っておく必要があるので、良く注意してください。

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