2013年5月27日月曜日

10、敷金と退去前予告の条件に注意!

最近は不景気なので安くなってきている傾向にありますが、「敷金」は店舗を始める人にとってはとても大切なことです。

アパートやマンションの敷金と違って、店舗の敷金は基本的に高いです。

アパートやマンションでも最近は安くなっているので、敷金0という物件があったりしますが、大体は敷金は1~3ヶ月くらいが相場だと思います。

しかし、店舗の場合は3~6ヶ月くらいでしょうか。

昔の契約書を見ていたりすると中には敷金12ヶ月というのもありました。12ヶ月というと20万円の店舗だとしたら敷金だけで240万円です。ものすごいですね。

昔ながらの大家さんで、不動産が好景気のときの記憶を引きずっている人(田舎には結構います)は、店舗もスケルトンにして返してもらって次の店舗が決まらないと不動産屋を怒鳴り散らすような人で居抜き店舗なんてなかなか考えなかったりします。

昔ながらの大家さんは「居抜き」=「前の店の人が使った古い設備なんて誰も使わない」と思っているので、どちらかというと居抜き店舗の大家さんは先進的で空き店舗を「早く埋めたい」と思っている柔軟性のある人です。

そういう大家さんなら敷金の減額にも応じてくれ易いと思うので、ダメもとで聞いてみましょう。

そして、敷金と同じくらい大切なのに店舗を借りる人があまり関心がないのが、「退去前予告」です。

「退去前予告」とは、店を辞めて店舗を大家さんに返す時の予告期間のことです。

これが結構重要で、例えば退去前予告が6ヶ月となっている契約は要するに「お店を辞めるなら半年前に言ってね。もし、すぐ辞めたいなら半年分の家賃を払ってね♪」という意味で撤退まで時間とお金がかかる話しになります。

これも昔の契約書では6ヶ月が普通でしたが、最近では短くなってきています。


短ければ短いほど楽になるので、なるべく短くなるように交渉頑張ってください。

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